令和8年度 「化学教育サロン」開催報告
10月24日(土)、金沢大学角間キャンパス自然科学本館1階106講義室において、日本化学会近畿支部の主催、石川化学教育研究会の共催で、令和8年度「化学教育サロン」が開催されました。当日は、高校・大学の教員や学生など、約20名が参加しました。
講師には、石川県内の複数の高等学校で教鞭を執られ、当研究会の事務局運営にもご協力くださった福岡辰彦氏をお迎えしました。「化学と教育-これまで学んだこと、やってきたこと-」と題し、石川県における化学教育の歴史、教材の考え方と開発、課題研究の指導の三つを柱にご講演いただきました。
講演ではまず、化学研究グループや理科教育研究協議会を通じて、県内の小学校から大学までの教員が交流してきた歴史が紹介されました。高等学校・中学校化学研究発表会の開催から、石川化学教育研究会の発足に至る経緯について、ご自身の関わりも交えながらお話しくださいました。
教材の考え方と開発については、分子模型を用いて、空気中に存在する窒素や酸素の実際の密度、水と氷の密度の違い、直鎖状高分子の構造などを分かりやすくご説明いただきました。また、お店に売っているような回折格子シートを用いた蛍光灯やナトリウムランプのスペクトル観察や、ナトリウムの炎色反応と原子吸光を利用した「黒い炎」の演示実験も行われました。
課題研究については、スーパーサイエンスハイスクールでの実践経験をもとに、その指導方法をご紹介いただきました。
豊富なご経験に基づくユーモアあふれるお話に、参加者は最後まで熱心に耳を傾けていました。
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