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卒業生からのメッセージ

 化学系会社の研究所に勤務しています。研究開発においては基本的な反応をいかに応用できるか、そしてどのように工業化するかが大きな課題となります。大学で学んだ化学の基礎、実験の基礎が仕事を進める上でとても大切であり、どんなに小さなことでも無駄にならないと毎日実感しています。さらに、研究室で過ごした3年間の研究以外の諸々の体験(雑誌会、スポーツ大会、飲み会など)が、社会で生活していく上で大いに生かされています。

2002年修了 日本曹達株式会社

 

 私は現在、ポリマーの研究開発を担当しています。学生時代との大きな違いは、最終的な生産スケールだと感じています。実験室で数グラムから始めた、ポリマーが数百トンの生産品番になる。その面白さが仕事のやる気にもつながります。逆に学生時代にしかできない研究もあります。そのように考えながら研究を進めると、今しか出来ない研究がより有意義になるかもしれませんね。

2004年修了 日本ゼオン株式会社

 

 大学時代には知識だけでなく主体的に学ぶ姿勢を身に付けることができたと感じます。化学実験や研究において、自分で考えた仮説、想像が実験的にも明らかになった時の興奮はすばらしいもので今でもよく覚えています。その興奮によりどんどん研究にのめりこみ、主体的に学ぶ姿勢を身に付けることができました。研究に対し真面目に真摯に取り組むことで得るものは知識以外にも多いです。みなさんの研究生活も充実したものであることを願っています。

2009年修了 住友ベークライト株式会社

 

 大学で学ぶ化学は高校までとは異なり、理論的・専門的な色合いが濃くなってきます。私自身、難しいと感じることもありましたが、自然環境や生体における物質の性質やその変化、更にはそれらの分子・原子レベルでの振る舞いなど、多くを学ぶことができました。化学コースでは、これまで疑問に感じていた、「なぜ?」、「どのように?」をより深く理解する、そんな楽しさを味わえるはずです。

2009年修了 金沢村田製作所

 

 私は、電気化学研究室で、有機薄膜太陽電池の研究を行っていました。この研究は未知の領域が多く、電池の作製法を少し変えるだけで、光電変換効率が、劇的に変化することもよくあります。あれは大学院2年の、研究生活終盤に差し掛かった頃でした。それまでに開発した技術、知識を総動員して電池を作製していったところ、それまで塗り替えられなかった研究室のチャンピオンデータを、一気に塗り替えることができました。このような貴重な経験をする機会を与えて下さった先生方には、とても感謝しています。楽しく研究に没頭した3年間でした。

2009年修了 浜松ホトニクス株式会社

 

 私は、高分子材料化学研究室で3年間、カーボンナノチューブというナノ材料を使った研究を行なってきました。日々の実験は失敗も多いのですが、結果が出たときはとても嬉しく、またこれまでになかった新しいものを自分でつくれるという楽しみがあります。良い先生や仲間と一緒に、充実した環境で研究ができました。

2010年修了 アステラス富山株式会社

 

 私は設計有機研究室に配属し、いろんなことを学ぶことができました。実験では、先生や先輩方にわからないところを教えていただきながら、自分の実験を進めていくことができました。うまくいかないことが多く、合成には長い時間がかかり、辛いこともたくさんありましたが、研究室のメンバーにはいつも助けてもらっていました。研究室で学んだことが少しでも社会に出てから活かせるようにこれからもがんばっていきたいと思います。

2010年卒業 株式会社八木熊

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